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中国寧波未来城隣里センター
中国寧波未来城隣里センター
中国寧波未来城隣里センター
中国寧波未来城隣里センター

所在地:中國浙江省寧波市
用途:コミュニティセンター
延床面積:35775.91㎡
構造:RC造
竣工:2026年​

五庭苑

五庭苑は中華人民共和国寧波市に新しく計画される駅前住区の先駆けとして当初より建設される街の成長のシンボルとなるコミュニティーセンターである。

この建物の内部機能は新住区の建設とともに四期に分かれて発展していく計画であるが計画当初よりその内部に五つの禅的な庭園を内包している。すなわち緑崖・光坡・雲庭・苔階・禅舎の五つがそれで、これらの庭園は生成変化する建築全体のプログラムの中で、終始変わらない不動点の役割を果たすように計画されている。寧波は江南地方の海と山の豊かな自然に恵まれ、そこで育まれた禅の文化は中国国内に留まらず日本や朝鮮半島をはじめ全世界に広まることとなった。敷地北側のメインファサード面は半建築・半自然の回廊形式を持っており、五つの庭(五座庭園)は前面ファサードから直接アプローチできるように計画される。五つの庭はこの街に住う人間と寧波の歴史と自然との接点であり、街の成長の「動」を街の記憶の「静」に繋ぎ止める役割を果たしている。

緑崖

駅から導かれた大アトリウムの空間の中心には「緑崖」が定置され、寧波の天台山の植生を配した崖が屹立する。これは都市を自然にかたどり、地域に根ざして成長するシンボルとして位置付けられている。

光坡

東側の吹き抜け空間には南からの光を受けた「光坡」が設けられ、林立する日時計が街全体の時を刻んでいる。

雲庭

雲庭は三階の集会室の前庭に天空を仰ぎ空に向かって開かれた円形斜面の庭園を設置しこの建物の天地とのつながりを象徴している。

苔階

苔階は悠久の歴史を持つ寧波の時間を表しており、街と自然の双方に見られる苔むす階段の小道が未来の開かれた場に通ずることを象徴している。

禅舎

禅はもとより寧波から世界に広がった美学であり、現代的で抽象的な現代建築の中にあって人々が憩う半建築、半屋外の共生的空間の原点を示している。

©加納永一
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© Norihiko Dan and Associates

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